高齢者の睡眠障害対策には歩行がいい?ぐっすりと眠るために必要なリハビリについて

高齢者の睡眠障害対策には歩行がいい?

ぐっすりと眠るために必要なリハビリについて

この記事は、このようなお考えの方におすすめです。

・睡眠障害に悩む高齢者のご家族様やケアマネージャー
・いつまでも元気に過ごしながら健康的に生活してほしい
・適度な運動やリハビリに取り組んでほしい

高齢者の中には「眠れない」「ぐっすり眠りたい」などといった睡眠障害で悩む方が多いことが分かります。

実際にご家族でそのような悩みをお持ちの方は多いでしょうし、睡眠対策のためにデイサービスなどの利用を勧めているケアマネージャーも多いのではないでしょうか。

夜間、ぐっすりと睡眠を取ることは健康な生活のためにはとても重要ですが、高齢期になると睡眠状態が悪くなることが知られています。

睡眠導入剤など処方されている高齢者も多いのですが、やはり自然に睡眠を誘発できるように取り組むことが大事です。

睡眠への取り組みの中で、日中の適度な運動がいいと言われていますが、よく歩く人は睡眠状態がよく、歩くようになって睡眠状態が改善されたという研究結果も多数存在します。

そのため、睡眠に対する支援を考えるのであれば、訪問鍼灸・訪問マッサージによるリハビリをおすすめします。

高齢者の睡眠障害対策には歩行がいい?

・歩行と睡眠状態の研究結果は数多く存在する
・歩行の量に比例して睡眠の質の改善が期待できる
・数日歩行量が増えただけでも睡眠の質が改善されたという例も

歩行と睡眠の関係について、ポイントをまとめてみました。

歩行すれば睡眠が改善するといった因果関係を証明することはできないものの、歩行を意識するだけで睡眠状態が改善したという研究結果は多数存在します。

そのため歩行を積極的に取り組むことが睡眠障害対策になる、相関関係があると言えるのではないでしょうか。

よく「一日1万歩」などと言われることがあり、高齢者で一日それだけの歩数を歩くことは難しいですが、歩数を意識するよりも少しでも今より歩数を増やしていくことが大事であると言われます。

高齢者の生活を観察していると、一日にそれほど歩数が多くないことが分かります。

在宅の高齢者であれば、主に自宅内で過ごしていることが多く、場合によってはほとんど外出することがないという方も少なくないでしょう。

仮にそのような生活の高齢者が、歩行リハビリに取り組んで、近所を一周するような取り組みをしたとしたら、それだけでも睡眠障害の対策となるのです。

睡眠には「適度な運動が効果的」だと言われますが、歩行は私たちの生活の基本となる動作ですし、運動の負荷を考えればもっとも適しているように感じます。

デイサービスなどでマシンを活用してリハビリを行うような場合には、過度な運動となってしまい、心身が疲れてしまって逆に睡眠を妨げてしまうことがあります。

高齢者のペースで、少しずつ歩行量を増やしていくことが、睡眠のリハビリの取り組みとしてもっとも適している運動だといっても過言ではありません。

高齢者の睡眠障害対策の注意点

高齢者の睡眠障害を改善するには、規則正しい生活を心がけて、日中は活動的に過ごすことがいいと言われます。

ただし日中に疲れるくらいに活動的に過ごすことは、疲れを蓄積させてしまい、反対に眠れなくなってしまうことがありますから注意が必要です。

例えば、外出支援と活動量を増やす目的で、リハビリデイサービスに通うような高齢者がおられます。

それ自体はまったく問題ありませんが、高齢者の中には「頑張ろう」と生真面目な方も多く、普段したこともないような運動に取り組む方がおられます。

リハビリに特化したデイサービスの場合、マシンなどを活用してリハビリに取り組むことがほとんどです。

意外にスムーズにこなせてしまうことから、オーバーワークとなってしまうこともあるので要注意なのです。

帰宅してから疲れがひどくなってしまい、体調を崩してしまったり、疲れているのにしっかりと眠れなくなってしまいます。

リハビリデイサービスを利用する場合には、かなり軽いリハビリからスタートし、「まだまだできる」というくらいで留めておくことをおすすめします。

高齢者がぐっすりと眠るために必要な歩行リハビリについて

・高齢者個人に応じた歩行リハビリが必要
・痛みがある場合には改善を図りながら取り組む
・生きがいなどの支援と同時に行えば相乗効果も

睡眠障害対策として歩行量を増やしていくなら、高齢者本人の状態に合わせた歩行リハビリに取り組まねばなりません。

筋力が衰えている高齢者が多く、変形性膝関節症など何かしら身体的な疾患をお持ちの方も多いからです。

もし痛みや痺れなどがあるようでしたら、その根本原因を突き止めて、治療に取り組みながら並行してリハビリに取り組むことがいいでしょう。

また、高齢者が歩行リハビリに取り組むのであれば、外出など目標を設定し、生きがいとなるようなリハビリになれば、睡眠対策と相乗効果にもなるでしょう。

まとめ

・高齢者の睡眠障害対策には歩行リハビリに取り組むのがいい
・高齢者の特性にあったリハビリの方法を
・歩行リハビリなら訪問鍼灸・訪問マッサージがおすすめ

睡眠障害を改善していきたい
健康的な生活を営んでほしい

そのように考えているご家族やケアマネジャーであれば、訪問鍼灸・訪問マッサージでのリハビリがおすすめです。

身体評価を行い、高齢者個人にあった歩行リハビリに取り組むことができます。

ぐっすりと眠りたいとお悩みの高齢者には、ぜひご活用してみてください。