老人うつの対策にはリハビリが有効?その3つの理由について

老人うつの対策にはリハビリが有効?

高齢者には生きがいに繋がる支援が大事

この記事ではこのような方におすすめとなっています。

・家族が生きがいをなくしてしまったようで心配…
・膝や腰に痛みがあって趣味や外出ができない
・うつ病を予防したいと考えているケアマネージャー

高齢期になると抑うつ症状や不安感が強くなり、そのままうつ病を発症してしまう方が多くおられることが知られています。

それまで働き続けていた会社を退職し、あるいは病気などによって体の衰えを感じるようになって、自分の価値を見出すことができなくなることによってうつ病を発症してしまうのです。

そのような高齢期のうつ病を「老人うつ」などと呼んでおり、高齢期の生きがいづくりが大切であると言われています。

社会からの疎外感をなくすためには、身体機能を維持し、生きがいを感じるような生活を営むことができるように支援することが大事です。

そのためには早い段階からリハビリに取り組んでおくことをおすすめします。

生きがいづくりのリハビリとして、訪問鍼灸・訪問マッサージによるリハビリの利用をおすすめします。

ここではその理由についてお伝えしていきましょう。

老人うつとは

「老人うつ」とは高齢期に現れるうつ病のことで、退職や病気などをきっかけに社会からの疎外感や喪失感を感じてしまうことによって現れる精神疾患です。

それまで元気に過ごしてきた方でも、高齢期になって突然発症するといったことも珍しいことではありません。

「自分だけはうつ病にならない」という意見を聞くことがありますが、まさにそのような方こそ注意が必要に感じます。

誰しも年齢を重ね、自身に衰えを感じるようになると不安になることは当然のことです。

そのため周りにおられるご家族も「この人だけは大丈夫」といった過信がないように、接していくことが大切でしょう。

老人うつの対策にはリハビリが有効?その3つの理由について

・老人うつの原因は高齢期の喪失感から
・生きる意欲を回復することが老人うつの対策に
・ADLの支援からQOLの支援へ

高齢期になると、それまでの環境とは一変することが珍しいことではありません。

長く働き続けた会社を退職するだけでもやりがいを失ってしまうものかもしれません。

病気によって、大好きだった趣味ができなくなることもあるでしょう。

そのような環境の変化にうまく対応するためには、まさにリハビリが必要であると言えるのです。

・老人うつの原因は高齢期の喪失感から

高齢期の喪失感は、周りの家族などが感じるよりも深刻な場合があります。

定年退職においては周りからすれば「もう働かなくて済む」と安易に感じるかもしれませんが、職場は自分を表現できる唯一の場であったとしたら、それを失う悲しみは想像を絶するものなのです。

また病気などによっても同様のことが言えます。

特に足腰の痛みは高齢期に多い症状ですが、一般的には「歳だから仕方がない」とみられがちです。

しかし趣味やスポーツなどを楽しみにしていた方であれば、やはり「生きる楽しみを失った」と感じてしまうものなのです。

・生きる意欲を回復することが老人うつの対策に

新聞やテレビの報道をみていると「働けるうちは働きたい」と考える方は多く、また学び続けたいと考える方も多いことが分かります。

つまり、いつまでも元気に生きがいを感じながら生活がしたいというのが、高齢期の人たちの望みであることが分かります。

いつまでも生きがいを感じられるようにするためには、何かに取り組み、健康を維持することがもっとも大事なことであることは間違いありません。

・ADLの支援からQOL(生活の質)の支援へ

このように考えてみると、これからの福祉はQOL(生活の質)の支援が必要になると言えるのではないでしょうか。

生活の質が高まってこそ、生きがいが感じられ、さらに頑張って生きていきたいというモチベーションに繋がるからです。

そのためには、やはり健康に過ごすために必要なADL(生活機能)の維持のための支援が必要となります。

病院などで病気を治療することはもちろんのこと、高齢期に多い膝や腰の痛みに対するアプローチなども必要な支援の一つであると考えられます。

リハビリであれば訪問鍼灸・訪問マッサージがおすすめ

老人うつを予防し、いつまでも元気に生活するためには、訪問鍼灸・訪問マッサージを利用することをおすすめします。

介護保険サービスにおいても生きがいづくりやリハビリサービスは用意されていますし、うまく利用することによって生活の質を高めることが可能です。

ただ介護保険サービスは、対処療法的に実施されていることがほとんどであり、実際にうつ病を発症してしまうと、うまく外出支援などに繋げられない可能性があります。

また痛みに対する治療を施すこともできません。

しかし訪問鍼灸・訪問マッサージであれば、膝や腰の痛みを取り除きながら、その個人にあったアプローチでリハビリを行うことが可能です。

生きがいに取り組んでいくためには、もっとも重要なものになるのではないでしょうか。

まとめ

・高齢期にうつ病を発症する方はとても多い
・老人うつを防ぐには生活の質を高めるアプローチが必要
・訪問鍼灸・訪問マッサージがおすすめ

いつまでも生きがいを持って生活を営んでほしい
健康を維持しながら工夫して生活してほしい

そのように考えているご家族様やケアマネジャーであれば、訪問鍼灸・訪問マッサージの活用をおすすめします。

介護保険サービスや医療サービスをうまく活用しながら、積極的に利用してみてください!